WEBデザイナーは飽和している?将来性どうなる??

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WEBデザイナーって飽和してるんじゃないの?

今後もちゃんとお仕事ってあるの?

これからWEBデザイナーを目指す方にとって、今後の市場状況はとっても大切な情報ですよね。

結論からお話すると、案件ニーズもWEBデザイナー希望者も増えていき、まだまだWEB制作の市場は拡大していくいくとみて間違いないです。

なぜそう言えるのか?

客観的な市場の数値と、現役でWEB業界で仕事をしている私自身が感じる業界所感、合わせてこれからWEBデザイナーを目指す人の増加率についてもお伝えしていきます。

WEBデザイナーは飽和している?WEBデザイナーの求人倍率(2020年9月)

早速、現在の有効求人倍率を見ていきましょう!

2020年10月15日に発表されたdodaの転職求人倍率レポートによると、クリエイティブ系の有効求人倍率は0.99倍です。(全体の求人倍率は1.61倍)

ただ、これはあくまでも「企業がデザイナーを雇用したい」というニーズを数値化したもので、「WEBサイトがほしい・リニューアルしたい企業」とイコールではありません。

昨今、WEBデザイナーはフリーランスとして活動する方が増えてきており、企業は「社員として雇うのではなく、フリーランスに仕事を依頼する」という流れが加速していますので、その数を加味すると実際の案件数(市場ニーズ)としては0.99倍よりもっと多いと、容易に想定できます。

仕事はたくさんあるの?WEB業界のお仕事状況

WEB業界専門誌のWeb Designing 2020年8月号によると、コロナの影響により、緊急事態宣言が出たあたりは、稼働中案件の変更やキャンセルが非常に多かったようです。

かくいう私自身も、また私の周りのWEBに関わる職種の方も同じような状況でした。

ただ、緊急事態宣言があけた後は、保留されていた案件が再開したり、コロナ対策のコンテンツを追加で制作希望される方が増えました。

また、動きの早いところは、オフライン広告(例えば展示会やイベント交流)で使う予定だった予算をオンライン広告へ切り替えるなどのアクションが発生し、結果的にWEB制作案件の数は増加傾向にあるというのが今の現状です。

【案件状況・市場ニーズまとめ】

  • 緊急事態宣言発令直後→変更やキャンセルが急増
  • 緊急事態宣言解除後→保留中案件の再開・新規ニーズの増加
  • 2020年11月現在→案件増加中(但し、飲食や宿泊などコロナの打撃を受けた業界は減少傾向)

ライバルはどのくらい?WEBデザイナーを目指す人の増加率

では次に、「これからWEBデザイナーを目指す方」の動向を見ていきましょう。

東京都の職業訓練のWEB制作が学べるスクールの倍率を、コロナ前後で比較します。

コロナ前の2020年3月開校→倍率:1.85

コロナ後の2020年10月開校→倍率:2.83

人気の高い学校は競争率も高く、最高4.77倍のところもありました。

私自身、こういった学校での教育支援にも関わっているので、申込者が増えたことは体感としても強く感じています。

コロナの影響で打撃を受けた飲食・宿泊業を退職・リストラされた方がキャリアチェンジの為に志望される方が多く、次いで「テレワークができる職種に転職したい」といった志望動機が目立ちました。

今後も、コロナの状況関係なく、志望者はどんどん増えていくでしょう。

まとめ

結論、案件ニーズも希望者も増えていき、まだまだWEB制作の市場は拡大していくいくとみて間違いないです。

ただ、今後WEBデザイナーを目指す方に注意頂きたいのは、直近ではそのニーズが「企業の採用ニーズの拡大」に直結しないという点です。

企業への転職を希望される場合は、より採用選考が有利になるよう、ポートフォリオの充実をはかるなど、アピールできる武器を増やして置くと良いと思います。

フリーランスを希望される方は、実力者が有利な世界なので、焦らず小さな案件からでも少しずつトライして、実績を積み重ねていくことが大切です。実績は積み重なれば、自ずと仕事も収入も拡大していくでしょう。

 

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